ガルバリウム外壁のメリット、デメリットとメンテナンス

注文住宅でガルバリウム鋼板の外壁にすればおしゃれでカッコイイ!

でもそのメリットやメンテナンス方法が分からない人も多いのでは。

ガルバリウム鋼板は、屋根の葺き替えやカバー工法にもよく使われている人気の屋根外壁材です。

実際にどのようなメリットデメリットがあり、メンテナンスはどうするのか確認してから決めたいものです。

ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板
出典:https://reform-market.com/wall-painting/contents/outerwall-galvalume-servicelife

ガルバリウム鋼板とは、鋼板にアルミニウム・亜鉛・シリコンをメッキ加工した建材。

鋼板は鉄なのでサビに弱いため、アルミニウムと亜鉛でメッキすることにより耐久性を向上させています。

最近では、耐用年数も長いため新築の注文住宅でも使用されるケースが多くみられます。

デザイン的な好みはありますが、スッキリしていて年代関係なく幅広い層に人気です。

ガルバリウム鋼板のメリット

ガレージハウス

・耐久性がある

ガルバリウム鋼板の最大のメリットは耐久性が高いこと。

鋼板にメッキを施すことにより、サビや酸化から鋼板を守っています。

亜鉛鉄板の犠牲防食機能とアルミニウムの長期の耐久性を併せ持ち、従来のトタン屋根に比べて約3〜6倍の耐久性を実現しています。

・軽量で耐震性が高い

ガルバリウム鋼板は軽量で耐震性が高いところもメリットです。 

ガルバリウム鋼板の厚さは0.27〜1.2mmまであり、よく使用されるのが0.4mm程度で非常に薄く軽量。

また、重量も軽く、耐震性の高い外壁材です。

ガルバリウム鋼板は瓦屋根やスレート葺などの外壁材と比較しても建物の躯体への負担を軽減し、地震の揺れに強いといえます。

・耐熱性がある

ガルバリウム鋼板のメッキは、亜鉛が43%・アルミニウム55%・シリコン1.6%という比率で構成されています。

特にアルミニウムは熱に強い性質があり、55%と最も多くの層になっているため耐熱性が従来の亜鉛鉄板より優れているのです。

耐用年数が長い理由として、夏の暑さによる熱に強いことも要因の一つといえます。

ガルバリウム鋼板のデメリット

ゼロ・キューブ

・防音性が低い

ガルバリウム鋼板を屋根に使用する場合、金属製なので瓦やスレート葺などの屋根材と比べると防音性が低くなります。

金属は音を吸収せずに跳ね返す性質があるためです。ただ、雨の音がうるさいのかというと、うるさくありません。

屋根の下には屋根裏スペースがあり、断熱材が入っていて吸音してくれるので気になるような音にはなりません。

ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法

kai

ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法は塗装です。

いくら耐久性が高いとはいえ、経年劣化は避けられません。

日常的に雨風や紫外線を浴びて、表面にサビや劣化が進行してしまうため、約10〜15年に1度の塗装は必要です。

塗装のメンテナンスを怠ると、亜鉛やアルミのメッキが錆びて鋼板まで到達し穴が空いてしまうことも。

その場合、雨漏りの原因になり建物内部の材木を腐食させてしまいます。

屋根材・外壁材問わずガルバリウム鋼板は塗装でメンテナンスを行い、耐用年数に達した場合は貼り替えかカバー工法を検討しましょう。

まとめ

ガルバリウム鋼板のメリットデメリットとメンテナンス方法を解説しました。

耐用年数が長く、軽量で耐震性も高い、性能の割には価格もそれほど高くないというコストパフォーマンスにも優れています。

「ゼロキューブ」はガルバリウム鋼板を外壁に採用し精悍な外観が特徴のデザイン住宅です。

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投稿者プロフィール

ヤマグチマサカズ
ヤマグチマサカズ
大手不動産会社で住宅営業トップセールスマンを経て
現在はレイクサイドホームのライフスタイルプランナーとして勤務

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