出典 https://lifelabel.jp/magazines/409
無垢フローリングとは単一木材から切り出した一枚の木材でできている床材です。
それに対して一般的なフローリングは複合フローリングといって合板の上に化粧板を貼り付けたものです。
建売住宅やマンションでは複合フローリングが一般的ですが、無垢フローリングとの違いは何なのかメリットとデメリットを考えたいと思います。
無垢フローリングのメリット
1.本物の木の質感
無垢フローリングのメリットとして第1に挙げるとしたら、本物の木の質感でしょう。複合フローリングの質感が上がっているとはいえ、本物の木の質感には及びません。
木の種類によって色や木目が違うので、好みの木を選ぶことも楽しみのひとつです。
また柾目(まさめ)と板目(いため)と言って丸太の年輪に対して垂直に切り出すか水平に切り出すかで木目が変わってきます。柾目挽きは年輪の模様がまっすぐに出るのですっきり落ち着いた風合いです。板目挽きは切り出した場所によっていろいろな模様になります。樹皮に近い部分では節もあります。
2.足触りが良い
メリットの2つ目は足触りが良いという点です。裸足で歩いてみると複合フローリングはコーティングでツルッとしていますが無垢は年輪の微妙な凹凸が何とも言えない足触りで心地よいのです。また複合フローリングは冬に冷たくなりますが、無垢フローリングは冷たくなりにくく温もりを感じるので真冬でもスリッパを履かなくても良かったりします。
3.経年変化を楽しめる
メリットの3つ目は経年変化を楽しめる点です。
新品の無垢板も美しいですが、歳月を経て変化していく色や艶を楽しむことができるのは無垢材ならではです。
4.部屋の湿度を調節してくれる
メリットの4つ目は調湿作用です。
つまり無垢のフローリングは空気中の水分を吸ったり放出したりしてお部屋の湿度を調節してくれるのです。冬の乾燥や夏の湿気を緩和してくれます。
5.木の香り
メリットの5つ目は木の香りです。
外からお家に帰ると木の優しい香りが心を癒してくれます。これは木の香りが持つリラックス効果です。また無垢材は嫌な匂いを吸ってくれるというメリットもあります。
他にも抗菌作用があったりと様々なメリットがあります。
では無垢フローリングのデメリットは?
1.木の膨張や収縮
無垢フローリングのデメリットは空気中の水分を吸ったり放出したりするために木が膨張したり収縮するすることが挙げられます。それによって隙間ができたり反ったりすることも考えられます。
2.キズがつきやすい
そしてもう1つは木の種類にもよりますが、キズがつきやすい点です。杉などの柔らかい木は硬いものを落としたくらいでもヘコんだりします。ただ複合フローリングはキズがついたら修復できませんが、無垢フローリングは水を含ませて膨張させたり削ったりすることである程度修復もできます。全面を薄く削りなおすことで新品同様のフローリングに再生することもできるのです。
3.水に弱い
無垢のデメリットの3つ目は水に弱いことです。水に濡れたままにしておくとシミができることもあるのでオイル塗料や自然塗料で塗装をして表面を保護したり、濡れた場合はすぐに拭き取るようにすることをおすすめします。
無垢フローリングは複合フローリングに比べて価格も高いのでリビングだけを無垢にするのも方法です。
まとめ
無垢フローリングのメリットは木の質感による視覚的な印象、木の香りによるリラックス効果、木の足触りによる温もり、経年変化を楽しめる点、調湿作用です。そういった面で無垢のフローリングはぜひおすすめしたい仕様です。お家を最高に心地の良い場所にしましょう!
そうすれば毎日がもっと充実します。無垢のフローリングで癒しのリビングをつくりましょう。
LAKESIDE HOMEの家はオプションで無垢フローリングが選べます。
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