住宅購入のプロセスを追う
Aさんは月々7.8万円の支払いで3LDKの注文住宅を購入できました。それまでは1LDKの賃貸マンションで家賃が8.8万円でした。
Aさんは「コストダウンしたのに、住み心地は以前よりも断然良くなって毎日が充実」と話します。Aさんはどんな方法で注文住宅を手に入れたのでしょう? その購入までのプロセスを追ってみましょう。
Aさん(31歳)は奥さん(29歳)と昨年5月に結婚して今年、お子様が産まれる予定です。
京都市の会社に勤務していて年収は450万円。奥さんも京都市の会社に勤務していて年収は350万円でしたが今は産休中です。
Aさんの年収の内訳は年間370万円の給与と80万円のボーナスで、給与は月額30.8万円。手取り額は約24万円。
奥さんの年収内訳は年間300万円の給与と50万円のボーナスで、給与は月額25万円。手取り額は約20万円です。育休中は約17万円の育児休業給付金をもらっています。
現在2人の世帯収入は手取りで41万円です。
2人は京都市内の賃貸1LDKマンションに住んでいて家賃は共益費込みで8.8万円。
その他に駐車場代が月に1.2万円で合計10万円です。
家族が増えると部屋も手狭になるので家の購入を考えはじめました。
子供は将来、もう1人くらいほしいな。そうなると、今より2部屋増やして3LDKくらいかな。
奥さんと相談して間取りは3LDKに決めました。
マンションか一戸建てか
そしてマンションにするか一戸建てにするのかを考えてみて物件検索サイトのSUUMOを見てみました。
最初は新築マンションから。3LDKで検索すると京都市内で5500万円前後。
あまりにもの価格の高さに驚きました。次に隣の滋賀県で3LDKで検索すると大津市、草津市あたりで4000万円前後。
それでも少し高い気がしたので中古物件を検索してみると築10年で3500万円~4000万円。
新築と大きく変わらないことに驚きました。
次に新築一戸建てを検索。滋賀県、大津市、草津市で3LDKで3000万円前後。
これなら買えるかもしれない!! マンションより高いと思っていた一戸建てが逆に安い印象でした。
そして「新築一戸建て」で検索される家が「建売住宅」か「建築条件付き土地」だということがわかりました。
その横に注文住宅とあったので参考までに見てみると知っているハウスメーカーが掲載されていて、とてもおしゃれで魅力的だったのですが、坪80万円と書いてあり、価格のイメージができませんでした。坪80万円だと、建物はいくらになるのか。
そもそも「坪」って何だろう?ネット検索してみると3.3㎡ということがわかりました。
では「3LDKの家は何坪あればいいのだろう?」
「自分の住んでいる1LDKは何㎡なんだろう?」と賃貸契約書を調べてみると40㎡でした。
その広さを基準として再度3LDKマンションの広さを見ると70㎡前後が一般的でした。
では一戸建てはどうだろう?
3LDKで検索すると100㎡前後。マンションの3LDKに比べて割安で広いことがわかりました。
100㎡ということは30坪ということか。。となると坪80万円だと2400万円。
注文住宅だと土地も別に買わないといけないから、土地の相場も調べてみよう。
調べてみると大津市でも1000万円くらいから土地があるようだ。土地と建物で3400万円。
こんな素敵な家に3400万円で住めるならハウスメーカーに決まりだな!
Aさんは週末にハウスメーカーの住宅展示場に足を運ぶことにしました。
住宅展示場へ行く
住宅展示場で外見が良さそうで聞いたことがあるハウスメーカーに入ってみると
やはりとても素敵な家でした。そこで、詳しく聞いてみることにしました。
自分の年収や自己資金だとどのくらいの予算がいいのか。
住宅ローンについて。土地探しについて。
そして自分の年収で、仮に奥さんが働かなくなった事も考えて、35年ローンを組むといくらくらい借りれるのか。
年収450万円×35年で3300万円くらいのローンに収めるのが良いとアドバイスをもらいました。
また今は歴史的な低金利が続いていることや、住宅ローン減税も受けることができるということでした。
3000万円をローンにして変動金利0.5%で返済期間を35年にすると月々の支払いは7.8万円
それなら今の1LDKの家賃より安いし払っていけるイメージがつかめました。
頭金は入れずに予算を3000万円~3200万円としました。
ただ見学したハウスメーカーは3LDKで2400万円でしたが、それ以外に付帯工事費が800万円と諸経費が150万円、外構費が150万円で合計3500万円
また大津市の1000万円の土地は電車の本数が少ない湖西エリアか、湖東エリアだと駅からかなり遠く、エリアに草津市、守山市を加えました。
ただ、それでも建物が3500万円、土地が1000万円で4500万円だと予算オーバーです。
他にも有名ハウスメーカーから見積をもらいましたが、予算に合うところがありませんでした。
建売住宅を探す
Aさんは建売住宅と建築条件付き土地も含めて探し始めました。
SUUMOで候補となる物件をいくつか見学してみました。立地は比較的良かったのですが土地が狭く前に見た有名ハウスメーカーと比較すると全部同じに見えてあまり気が進みませんでした。
ZERO-CUBEとの出会い
そんなある日、instagramでZERO-CUBEという家を知りました。注文住宅と建売住宅の間のセミオーダー型の住宅で、外観も現代的で良さそうでした。
早速、問い合わせて相談会に行ってみました。建物本体に付帯工事費、ローン諸費用や登記費用などを合わせても約2000万円!
土地代が1000万円だと全部で3000万円です!
外観もすっきりしていて好みだし、内観も吹き抜けがあって開放感があり、奥さんもとても気に入り「これなら予算に収まって理想が叶いそう」だと感じました。
あとは土地探し
土地を検索すると「建築条件付き」という物件が多いことに気づきました。建築条件付きというのは「ここに家を建てる場合、決められた施工会社に依頼して家を建てる契約を結ぶこと」というもので「売建住宅」とも呼ばれます。
Aさんは検索サイトで守山市に建築条件なしの1000万円の土地を見つけることができました。
いよいよ契約
Aさんは守山市のその土地を1000万円で購入することにして、建物と込みで3000万円。税込で総額3200万円の予算でZERO-CUBEの建物と土地を契約しました。
3200万円をローンにして変動金利0.5%で返済期間を35年にすると月々の支払いは8.3万円
奥さまと共有名義にしてペアローンにしました。
しかも住宅ローン控除で所得税の控除が毎年約20万円。月額に換算すると約1.7万円。それが13年間続きます。
土地予算が1000万円前後だと守山市でも、なかなか駅近物件はありませんがAさんは守山駅の近くに月極駐車場を借りて車で駅まで行くことにしました。
野洲市、近江八幡市、東近江市、竜王町、日野町あたりだと1000万円を切る土地もありました。
賃貸の時は駐車場代が月に12000円かかっていたのですが、一戸建てだと駐車場も無料で2台停めることができます。守山駅の近くの駐車場も月8800円でした。
守山駅から京都駅の通勤時間は26分で思ったより早いのも住んでみて良かった点です。
琵琶湖大橋を渡れば湖西道路を通って京都へ車で30分で行けるので車通勤も可能です。
Aさんはアウトドアが趣味なので、休日は庭でBBQをしたり、ブラックバス釣りやサイクリングを楽しんで自然を楽しんでいます。
住居にかかる費用が抑えられた分、毎月15万円の貯金もできて余裕のある暮らしができています。
守山市は子育て支援も充実していて治安も良く立命館中学などの学校もあって自然環境と便利さが両立していて暮らしやすいようです。
ポイントは「少し工夫をすれば建売住宅の予算で、理想の住宅を建てることができる」という事です。妥協した家に住むか、理想の家に住んで毎日を充実させるか、それは人生の幸福度に関わる大きな違いです。
ライフスタイルに価値を置くLAKESIDE HOMEでは様々なライフスタイルに合わせた一戸建て住宅をご提案しています。
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住宅資金の事もアドバイスしています。ぜひお気軽にご利用ください。
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