出典:https://lifelabel.jp/magazines/411
ちょっとした“ひと手間”で暮らしを彩ることができたら、きっと毎日が楽しくなるはず。そんな思いから今回は、旬の素材を使った彩り豊かな料理やデリ&ケータリングがSNSなどでも話題の料理家・寺井幸也さんが登場。自然が感じられるアイテムをさりげなく取り入れた、ムダのないキッチン収納アイデアを披露してもらいました。
【アイデア01.】取り出しやすくスマートなキッチンツール収納
「ケータリングや企業のパーティーなど、一度に大勢の料理をつくることが多いので、キッチン周りは“取り出しやすく、動きやすい収納”を意識したいですね。中でもキッチンツールは常に使う物だから、ワンアクションで手に取りたいんです。きっとどのお家のキッチンでも同じですよね。」
コンロ横の壁スペースを利用し、網とS字フックを使ってランダムにセット。キッチンツールは同じ質感やテイストで合わせれば、雑然とすることなく、スッキリと見せることができます。
ひと目で何がどこにあるのかわかるので、調理中は必要なときにサッと手に取ることができ、調理後は洗ってかけておくだけと、片付けもスムーズに終わるのもいいところ。
網とS字フックは、ホームセンターやワンコインショップなど、いずれも身近な店で買える物。網の長さはお好みでカットし、レンジフードにマグネット付きのフックで取り付けるだけなので、誰もが取り入れやすいアイデアです。また、網は汚れたら洗って何度でも使えるだけでなく、雰囲気を変えたいときには外して丸めておけば収納の邪魔にもなりません。
「家の中にいても、季節や自然を感じられるような空間に心地よさを感じるので、インテリアに選ぶアイテムはナチュラルさをまとう物が多いんです。キッチンから見る景色も大事にしていきたいので、無機質なキッチンツールも、網を使った収納によって周りにしっくり溶け込んでくれますよね。」
【アイデア02.】本物の⽊の枝を使ったラックで、温かみのある空間に
「できるだけ自然を感じられるようなアイテムに囲まれて生活したい」と話す幸也さん。そのため幸也さんの自宅では、季節の花によるフラワーアレンジは欠かせません。また桜や柳、白樺などの本物の枝もインテリアに取り入れているそうで、飾って楽しんだ後はその枝を再利用! エプロンやナプキン、ミトンといったファブリック類の収納場所として、今度はキッチンでも活躍してくれます。
濡れた布巾を一時的に干す、干し竿として使ってもOK。生活感のあるアイテムこそ、収納場所や置き場所を工夫するだけでキッチンがおしゃれで温かみのある空間へと早変わりします。
「今日はこのあたりにかけようかな。」と、その日の気分次第で、かける位置やかけるアイテムを変えるだけで、キッチン周りの印象が違うものに。毎日のちょっとした変化が楽しくなりそう。
枝を使ったアイデアはキッチンでの動線を考えて、空きスペースに直に立て掛けて置くこともできたり、小ぶりの枝だけを花瓶に入れてキッチンカウンターに飾ったりするなど、自由にアレンジができるのもメリット。
【アイデア03.】省スペースで収納可能。曲げわっぱを小物入れに活用
キッチンの細々としたアイテムの収納場所を、どこにしようか困っているというお悩みは多いもの。幸也さんは愛用する曲げわっぱのお弁当箱に、キッチン周りの小物類を収納しています。
「本来のお弁当箱として使わない間、箱の中は空なので、蓋を閉めればほこりは入りません。小物が入るのにちょうどいい大きさなので、収納場所として活用しています。」
ぐい呑は、重ねてIN。温かみのあるフォルムが特徴の曲げわっぱは、同じ種類で揃えておけば、スタッキングして収納も可。また、棚などに無造作に出しっぱなしにしておいても様になるので、ディスプレイ収納としても活かせ、収納場所に困らないという点も魅力です。
幸也さんは、箸置きやカトラリーを置くナイフレスト、ぐい呑み、クロスなどの小物を種類別に分けてそれぞれ収納。来客があったときなど、箱のまま一式を持ち運びできるため、振る舞いがスマートに見えるだけでなく、使いやすさも考えられた一石二鳥の収納術です。
幸也さんが選ぶ、キッチン周りのお気に入りたち
キッチンアイテムは気がつくと増えていて、限られた収納スペース内での整理整頓に頭を悩ませているという方も少なくありません。幸也さんはキッチンに置くアイテムをどのように選んでいるのでしょうか。
昔は、「いい!」と思ったらすぐにあれもこれも買っていた、と話す幸也さん。しかし数年前からその考えに変化が生まれ、「自分が好きな物は、できるだけ長く使っていきたい。」と思うようになったそう。
「その分、買い物もすごく慎重になりました。毎日使っても飽きない物、って突き詰めていったらいろいろなムダが削ぎ落とされていった感じがします。キッチンは、僕にとって特別な場所。最近は物の本当の価値もいろいろとわかるようになってきたと思うので、そんなお気に入りの物たちが自然と溶け込む空間を目指してディスプレイしています。食器類は、旅先の陶芸市などで、『これだ!』という逸品に出会うことが多いですね。」
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